09年3月26日に行われた「ぐんま派遣村」と その後の地域派遣村の情報を発信していきます
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harada
ぐんま派遣村では事務局の一員としてみなさまに大変助けられました。
今度は経験をそれぞれの地域で活かしてもらえればと思っています。
地域独自の「派遣村」を創っていってほしいとの立場からお手伝いしていきます。

本業は、病院事務です(確か・・・)

2009年03月15日

外国人のための医療相談会

高崎市で行われた「外国人のための医療相談会」に参加してきました。
3月12日に上毛新聞で報道されたのを見て飛び入りで参加しました。
関係者のみなさんには大変お世話になりました。有難うございます。

今回は外国人だけではなく、県内のホームレスの方も対象になっていました。

お話しさせていただいた方は
「工場で働いていたが、だんだん仕事が減って、週に1日だけになって寮費が払えなくなるのでそこを出た。
 9月ぐらいまでは派遣で仕事があったけど、もう若くもないので最近は全く仕事もなくなった」
とまさに「派遣切り」の状況を語ってくれました。
この方は、分類から言うと既にフリーターとは呼ばれない方です(35才以上だから)。
そういう人も、その日暮らしをせざるを得ない状況なのです。
歯はぼろぼろ、やせ細っていました。
しばらくぶりに風呂に入れたと喜んで、炊き出しのおにぎりをもってまた町に消えていきました。

医療相談を行った54人中16人がホームレスの日本人、そのほかがフィリピンやブラジルから来た人達でした。
16人の内4人は重篤な状況であり、すぐにも医療機関に係ることが必要な状況だったと
診察を担当した医師から報告がありました。
また、ホームレス支援団体の方からは、
「会場周辺には40~50人のホームレスがいる。それらに今回の企画が伝わり切れていなかったのでは」
との問題提起もありました。

問題なのは、本来行政が行うべき仕事をボランティアがやらなければならないと言うこと

しかし、群馬県では県内全体で98人しかホームレスは存在しない(1月調査)としていることが問題です。

事実を積み上げ、行政に対しても働きかけを行っていく必要をまざまざと感じました。




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Posted by harada at 19:34│Comments(2)実態
この記事へのコメント
>16人の内4人は重篤な状況であり、すぐにも医療機関に係ることが必要な状況だったと診察を担当した医師から報告がありました。

で、その人たちを医療機関に繋げることはできたのでしょうか。

>炊き出しのおにぎりをもってまた町に消えていきました。

この人は当然生活保護の対象となると思いますが、そうした支援はなされなかったのでしょうか。
Posted by 橘為右衛門 at 2009年03月16日 12:54
橘為右衛門 さま

コメントありがとうございます。

>重篤な状況
の方には診察した医師が紹介状を渡して受診するように進めています。

生活保護の件ですがもちろんご案内はしています。
しかし、実際に行政につないでもなかなか生活保護に結びつかない状況があります。
また、本人が望まなければ話は進みません
ホームレスに陥る多くの方が、「こうなったのは自分が悪い(自己責任)なのだから行政のお世話になるわけにはいかない」という思いをもっていて中々こちらの提案を受け入れてもらえないと言うことがよくあります

日本では、持ち家でなければ職を失ったとたんにホームレスになるしかないという状況です。
ホームレスに陥る前の救済策(家賃補助や失業時の生活補助など)ともっと簡単に使える生活保護制度の確立が急務です。
Posted by harada at 2009年03月16日 14:17
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